雨の日に桐のたんすでお嫁入り

雨の日に桐のたんすでお嫁入り

雨の日に桐のたんすでお嫁入り

■雨の日に桐のたんすでお嫁入り

 「今山は、自然と歴史の宝箱」と今山のタンポポの栞に書いてあります。宝箱を開けて中をのぞいてみると、紫色の花と獅子舞に使う鈴に似た実を付けた木が出てきました。今山の南展望台の目の前で見ることができるこの木は「桐の木」です。

 桐の木は5月頃に美しい紫色の花を咲かせ、その後に鈴のような実を付けます。大河ドラマ「軍師黒田官兵衛」が仕えるのは豊臣秀吉ですが、豊臣家の家紋は桐家紋です。

 また、総理大臣が声明を発表する時の縁台のプレートにも、紫色の「57桐の紋章」が使用され、500円硬貨にも桐の装飾が使われています。このように桐はいろんな処に使用されています。

 さて、明治・大正期には、女児が生まれると桐の苗木を2本植え、その子が成人してお嫁入りする時に桐を伐採し、その材料で桐たんすや長持ちを作ってお嫁入りしたと言われています。桐はたんすの中に熱が伝わりにくいために書類等が燃えにくく、また水を掛けると水を吸収して膨張するためにたんすの隙間をふさぎ内部に水が入るのを防ぎます。これが桐のたんすがすぐれているものと言われているゆえんではないでしょうか。

 ジューンブライド・6月の花嫁が、5月に花を咲かせる桐のたんすを持ってお嫁入りする姿を思い描くと、花嫁のこれからの幸せな家庭が見えるような気がして素敵ですよね。まずは、今山に行って、紫色の桐の花をご覧になってください。楽しいと思いますがいかがでしょう。
(C・R)

 

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■平成26年(2014年)5月1日 第380号
今宿旧道交通規制が現行規制のままと決定
発展規制会役員会
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玄洋校区各種団体交流会
今月の男女共同参画
横浜八幡桜 ライトアップ
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「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ2
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第8回 「なまず会」七寺川清掃活動
第1回 チューリップ祭り
横浜町内 3世代ふれあい広場
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玄洋少年野球クラブ初の2連覇!
雨の日に桐のたんすでお嫁入り
コーヒーブレイク
今宿5行歌会(自由)
ご芳志の御礼